パワーポイントの効果的なアニメーションの使い方【強調編】

パワーポイントのアニメーションを効果的に使い、強調するコツを伝授します。

2023年4月15日の記事でパワーポイントのアニメーションについて紹介しました。こちらの記事はアニメーションの中でも「開始」と呼ばれる設定のみ解説しました。

 

 

参考記事:パワーポイントの効果的なアニメーションの使い方【開始編】

 

 

「開始」とは、テキストや画像、図形など(これらすべてを「オブジェクト」と言います)をアニメーションによって表示させる機能です。プレゼンをしながら、話の流れに沿って重要な箇所を表示させてオーディエンスの注目を集める事ができます。

 

しかし、例えばすでにスライドの表示されているオブジェクトを、サイズを変えたり色を変えたりなどしたい場合もあるでしょう。これはパワーポイントのアニメーションの「強調」という設定で作ることができます。

 

今回の記事は「強調」について、具体例も交えて解説します。

 

 

パワポのアニメーションの「強調」ってどこにある?

上部の「アニメーション」タブをクリックし、するとアニメーションのボタンが表示されますが、その右端の一番下をクリックするとアニメーション一覧が大きく開きます。その中の黄色のボタンで表示されているのが「強調」です。

既にスライドに表示されているオブジェクトのサイズや色を変更したりする必要がある場合もあります。これは、パワーポイントのアニメーション設定の一環として「強調」を利用して実現することができます。

アニメーションの強調の例【パルス】

その中で一番に表示されている「パルス」という強調表示をやってみます。強調したいオブジェクトを選択し、「パルス」をクリックするだけです。(分かりやすく繰り返しにしていますが、実際には動作は一回です)

パワポのアニメーション「パルス」という強調表現。

「アニメーション ウインドウ」を開いて該当するアニメーションを右クリックで「効果のオプション」をクリックすると、次のようなウインドウが開き、様々な設定をすることができます。

パワポのアニメーションでは、「アニメーションウインドウ」から様々に表現を変えることができます。

例えば「テキストの動作」で「文字単位で表示」にすると、このようなアニメーションになります。

(こちらも実際には一回です)

では「文字単位で表示」はそのままで、「タイミング」タブに移動し、一番下の「継続時間」というのを「3秒(遅く)」に設定してみましょう。ゆっくりになります。(こちらもサンプルは繰り返しにしています)

パワポのアニメーション「パルス」の継続時間を変えた例

できましたか?面白いですね。

アニメーションの強調の例【フォントの色】

では、次の例で「フォントの色」をやってみましょう。

 

この場合はテキストボックスを選択し、「フォントの色」をクリック。こうなります。(同じくこちらも実際には一回です)

パワポのアニメーションで、フォントの色を変える方法。

もちろん動作後のテキストの色を好きに変えることができます。

パワーポイントのアニメーションで文字の色を変えることができます。変える色はもちろんご自身で設定できます。

また、このままではじわっとゆっくり色が変わっていきますが、パッと変わるようにもできます。

「パルス」と同じく、一文字ずつ色を変えることももちろんできます。

では「文字単位で表示」にし、その下の数字を「1.0」にしてみましょう。

パワーポイントのアニメーションの「フォントの色」も、一文字づつ色を変える、スピードを変えるなど、様々な設定ができます。

このようになります。

「開始」で表示させたオブジェクトに「強調」を加えたい場合は?

前回の記事で紹介した、「開始」で表示させたオブジェクトに「強調」を加えたい場合もあるかと思います。

 

その場合は「開始」を設定したオブジェクトを選択し、リボンの「アニメーションの追加」をクリックして、「強調」アニメーションを追加します。

パワーポイントのアニメーションで、複数の動きを付ける方法。

例えば、「表示」で出現させたテキストに、「下線」を追加させるとこのようになります。

パワポのアニメーションの設定の例。強調表現をさらに追加することができます。

ついでに説明しますと、それにさらに「終了」という赤いボタンで表示されているアニメーションを追加させると、そのオブジェクトを消すことができます。上記の例に終了の「フェード」を追加すると次のように、最後は消えていくようになります。

パワポのアニメーションでは、「開始」「強調」「終了」を組み合わせることができます。

 

「終了」についてはまた別の記事で詳しく解説いたします。

パワーポイントの効果的なアニメーションの使い方【強調編】まとめ

パワポのアニメーションの「強調」について解説しました。1つのオブジェクトで、「開始」や「終了」も組み合わせることもできるようになりましたね。

 

前回も申し上げましたが、アニメーションはプレゼンテーションを魅力的にし、理解しやすくする有益なツールですが、適切なバランスと効果的な使用が求められます。アニメーションは過度に付けると、読み手を疲れさせます。本当に強調したい箇所などだけに付けるようにしましょう。

 

こちらの記事もぜひご参照ください。

 

パワーポイントの効果的なアニメーションの使い方【開始編】

パワーポイントの効果的なアニメーションの使い方【終了編】


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