
パワーポイントで企画書やプレゼンテーション資料を作成する際、色の選択は非常に重要です。色の使い方によって、情報の伝達や説得力に大きな影響を与えることがあります。
資料作成において、視覚的な印象が重要なのは、有名な「メラビアンの法則」で明らかにされています。
パワポ作成でも大事「メラビアンの法則」とは
矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。
<中略>
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。

この法則をパワポ資料にあてはめて簡単に説明すると、「見るのも嫌になるような見にくい資料だと、頭に入りづらい」ということになると思います。
では、どのように「見やすいパワポ」を作ればいいでしょうか。
「私はセンスがないから無理」
と最初からあきらめてしまっている方も弊社お客様にも多くいらっしゃいます。でもそんなに難しく考えることではなく、色使いを「3色」に収めるのが良い、というのが定説です。
私の持論では「パワポは3色でまとめるのが難しければ、5色までは使ってよい」と思っています。弊社が資料作成する際はこれを念頭に置いています。
パワポ作成にふさわしい色の選び方
「色を沢山使うのがデザイン」だと思っていらっしゃる方も少なくないです。デザインを本格的に学ばれた方なら色を沢山使ってデザインすることももちろんできると思いますが、私も含め、そうでない方は「色を沢山使って見やすい資料を作ることは非常に難しい」と覚えていただきたいです。
基本は「コーポレートカラー」を使おう!
みなさんの会社にも「ロゴ」や「コーポレートカラー」があると思います。弊社の場合は親しみやすい「オレンジ」を使っています。簡単なのはその色を多用してみることです。
ロゴのデータさえあれば、パワーポイントの「スポイトツール」という機能で、簡単にカラーパレットに取り込むことができます。

簡単ですね。
それでは実際に使ってみましょう。
パワポで「まずは2色」で作ってみる
よく、3色の色使いのコツとして、「ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%」と三つに分けて考える方法がインターネット上にあります。弊社も以前紹介していますが、一旦はこれを忘れて、「テキストは黒、アクセントをコーポレートカラー」で作ってみましょう。

シンプルで非常にいいのではないでしょうか。
「メラビアンの法則」に従うなら、もう少し見栄えにこだわりたいところではあります。そこでもう一色加えようと思いますが、ここで適当に原色の赤や黄色を使うのは禁物です。
私なら「グレー」一択です!
パワポで「+1色」なら「グレー」!
グレーは企画書やプレゼン資料の作成で、色に迷ったときに最も使いやすい色と言っても過言ではありません。グレーは多くの場面で安定感やシックさを演出し、ほとんどの色との相性も良い、汎用性の高い色だからです。
では、さきほどの資料にグレーを加えてみましょう。

いかがでしょうか!
グレーを少し足しただけで、急に洗練された感じになりませんか?
では、同じロゴで、コーポレートカラーが赤だった場合はこうなります。

全く違和感がないどころか、こちらもとてもオシャレに見えます。
企業によっては複数のロゴを使っていたり、商品やサービスのロゴもあるかと思います。しかしほとんどの色とグレーはマッチします。
企画書などパワポの色使い・迷ったら「コーポレートカラー+グレー」で問題なし!【まとめ】
このように、パワポ作成に置いて、グレーは本当に汎用的な、どんなシーンにでも使える色です。
ぜひ「迷ったらグレー」、覚えておきましょう。
パワーポイント資料作成代行します
- 見た目よくパワポが作れない・・・
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