パワポでプレゼンする人必携の本!達人・前田鎌利氏の3冊

パワポで企画書やプレゼン資料を作る上でぜひ参考にしたい書籍を3冊厳選しました。ぜひご覧ください。

今回は、パワーポイントでプレゼン資料などを作る際に、とても参考になる書籍を紹介します。

 

まずは弊社も入会させていただいた、「一般社団法人プレゼンテーション協会」の代表であり、日本でプレゼンの達人と言えばまず名前があがるのではないでしょうか、前田鎌利氏の名著3作をご紹介します。  

 

前田鎌利 MAEDA KAMARI

 

プレゼンテーションクリエイター/書家

株式会社 固 代表取締役/一般社団法人 継未 代表理事

一般社団法人 プレゼンテーション協会 代表理事

プレゼンテーションの達人、前田鎌利氏

1973年福井県生まれ。東京学芸大学卒業後、17年にわたり通信業界(光通信、ジェイフォン、ボーダフォン、ソフトバンク)に従事。2010年に孫正義社長(現会長)の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア第1期生に選考され、初年度第1位を獲得。孫正義社長に直接プレゼンして幾多の事業提案を承認されたほか、孫社長のプレゼン資料づくりも担当。その後、ソフトバンク子会社の社外取締役や、ソフトバンク社内認定講師(プレゼンテーション)として活躍。著者のプレゼンテーション術を実施した部署で、決裁スピードが1.5~2倍になることが実証された。

 

 

2013年12月にソフトバンクを退社、独立。

2016年7月、株式会社固を設立。

ソフトバンク、ベネッセ、ジャパネットホールディングス、松竹、Jリーグ、KDDI、日立システムズ、キヤノンなど年間200社を超える企業にて講演・研修を行う。著書「社内プレゼンの資料作成術」「社外プレゼンの資料作成術」「プレゼン資料のデザイン図鑑」(ダイヤモンド社)は累計30万部を超える。(2020年6月時点)

2018年12月、一般社団法人プレゼンテーション協会を設立、代表理事に就任。

 

株式会社固HPより

(プレゼンテーション協会についてはロゴをクリックしてください)

【パワーポイント作成代行】ドキュメントプラスは「一般社団法人プレゼンテーション協会」会員企業です。

前田鎌利著【完全版】社外プレゼンの資料作成術

一番売れている「プレゼン」の定番シリーズ、大増量の完全版!営業やコンペで100%結果がでるプレゼン資料の作成術を全公開。誰も教えてくれなかったプレゼン資料の奥義を、カラービジュアルで徹底解説!見て真似するだけで、顧客の反応が激変する!

★★★★★

この本の通りにするだけでちゃんとした資料が作れる

 

”ピッチイベントなどでプレゼンする機会が多かったのですが、この本の通りにプレゼンをまずは作るところから始めると、ちゃんと見られるプレゼンができると思います。実際にいくつか、この本の通りに作ってプレゼンしてみましたが、みなさんの理解度や興味は以前より良くなったと思います。”

★★★★☆

もっと早く出会いたかった

 

”Amazonで購入

仕事で20年はパワーポイントを使ってきたのに全く考えてなかった観点に気がつかせられました。もっと早く出会いたかった本です。お勧めです。”

(Amazonのレビューより)

あのソフトバンク孫正義社長のプレゼン資料をつくった著者のノウハウを全公開!

 

序章を読んでいくと意外で驚かされるのは、前田氏はもともとプレゼン名人だったわけではなく、むしろ「苦手意識があった」とのこと。プレゼン中に相手に席を立たれてしまった経験も。しかしだからこそ資料作成のスキルが磨かれたそうです。そしてついには孫社長が社外に向けて行うプレゼンの作成を任せられるまでに。

 

個人的に心に残る言葉を引用すると、

 

「私達は、スティーブ・ジョブズでもなければ、孫正義でもありません。普通のビジネスパーソンです。生半可に彼らのマネをしたところで、相手を白けさせるだけ。かえって、大事なことが伝わらなくなるのです。大事なのは、相手に対する敬意と誠意。そしてプレゼン内容に対する「念い(おもい)」です。それさえあれば、口下手でも大丈夫。ちゃんと、相手の心に伝わるのです。」

 

本書では主にスライドショーについて解説されていますが、一枚「できれば2.5秒」!早い!ということはビジュアル的に一目で伝わるスライドを、前田氏は作れているということですね。

 

仮の商材を例に、スライド作成だけでなく、社外プレゼン時の時間配分、説明の組み立て方などにも分かりやすく触れられています。このようにこちらのペースに持ち込むことができれば商談成功の確率はぐっと上がりそうです。

 

弊社に依頼されるお客様のパワポで非常に多いのが「ただの文字の羅列」しかもとても長い!言いたいことがたくさんあるのは十分理解できるのですが、忙しいお客様がこれを全部読んでくれるのか、考えていないように感じます。本書ではその解決策として、

 

「方法はただ1つ。文字数を減らすことです」

 

と厳しく教えてくれます。人間が瞬時に把握できる文字数は13文字、とよく言われておりますが、本書でもそのことに触れ、「キャッチコピーを作ることをイメージしましょう」とビフォーアフター付きでキーメッセージの作り方を教えてくれます。

 

また、パワーポイントを使ったプレゼンならではの、アニメーションの効果的な作り方も解説があります。こちらは本なのでうまく伝わってこないのはしょうがないですが、実際に書かれているとおりにパワポで作ってみるとイメージわきやすいです。

 

序章では「徹底的に聞き手の立場に立って考えることの重要性」「相手のためにという念い」についてかかれて締めくくられています。

 

弊社でも資料作成の際、弊社のお客様(依頼者)のために作るのではなく、「最終的にその資料を見る方にどう伝わるか」、お客様の上司、あるいはお客様のお客様、を意識して作っています。

 

そしてそれは前田氏の著書の影響です。

前田鎌利著【完全版】社内プレゼンの資料作成術

一番売れてるプレゼン定番書、大幅増量の新版!ソフトバンク、ヤフーなどで採用!「キーメッセージは13字以内」「資料は5~9枚」「ビジュアルは左、文字は右」など、誰も教えてくれなかったプレゼン資料作成の奥義!カラービジュアルで徹底解説!

★★★★★

現場のリアルな悩みに応える内容と豊富な資料イメージが追加。決裁者の納得度を上げる技術が質量ともに充実!

 

 

”私はプレゼンが苦手だったので、初版を何度も読み返してきました。初版からのアップデート内容と感想を共有します。

 

私たちが社内で経験する提案、報告、依頼のプレゼン資料作成について、リアルな現場の悩み、質問、相談内容を反映して、わかりやすく磨き込まれた実践的な本です。目次の項目が初版の34→41に増えています。

 

さらに、改訂版でよくある一部箇所の追加だけでなく、現場の声を反映して全面的に見直されています。説明やキーワード、プレゼン資料作成イメージ、レイアウトや図解もわかりやすく更新されています。全体の50%位アップデートされている印象を受けました。

まさに現時点の完全版なので、初版をもっている方も、新しい気づきを得ることができると思います。はじめての方は、まず本書の「型」を実践するとスキルアップが速くなると思います。

 

初版との違いで個人的に気づきが多かった箇所は、

「プレゼンで大切なこと」「報告・依頼プレゼンの+α」「オンラインでの秘訣」でした。

 

目次項目の新規追加は下記7つです。

・社内プレゼンでいちばん大切なこと

・理解と納得をデザインする

・プレゼンは企業文化に合わせる

・A3 1枚資料を視覚的に構成する

・報告プレゼンはネクストステップを意識する

・依頼プレゼンは+1で構成する

・効果的なオンラインプレゼンの秘訣

・オンラインではホワイトボードを活用する

 

最後に、社内プレゼンで必ず使えるテクニック満載ですが、実は、あとがきにある著者のメッセージが一番心に響きました。

 

テクニックよりもプレゼン資料の完成に大事なことは

・会社や社会がより良くなる、人が幸せになる「念い(おもい)」があるか

・苦難があっても、きっと成し遂げられるという勇気(やる気)が湧いているか

・このプレゼンで会社や社会がよくなるという希望(ワクワク感)があるか

 

私も「勇気」と「希望」を持って「念い」を伝えることで、聞き手を動かして、自分らしい未来を掴んでいきたいと思います。”

★★★★★

 プレゼンに関する本で、今一番読むべき本

 

”ソフトバンクグループのIR資料が、とても分かりやすくてインパクトがあるんだけど、それはこの著者の資料づくりによるもの。シンプルなんだけど、インパクトのあるプレゼン資料のつくり方が学べる。

 

プレゼン資料の流れ(課題→原因→解決策→効果)、フォントや色の使い方、グラフの使い方、写真の使い方、などがイラスト付きで、平易な言葉で語られているため、分かりやすい。

 

けっこうサクサク読めるけど、実用的で学びが多い本。”

(Amazonのレビューより)

孫正義社長が「一発OK」を連発した社内プレゼン術を全公開!

 

私のバイブル的本書。たくさんのページにマーカーを引いています。

 

「社外プレゼンの資料作成術」が「赤本」ならこちらは「青本」(ビートルズみたいですね)。両方手にされることをお勧めはしますが、多くの方にはまずはこちら「青本」から、の方がいいかもしれません。重複している個所が結構ありますが、なんとなく、「より日本人にとって違和感の少ない」のはこちらだと思います。「赤本」は「1スライド2.5秒」などと書かれていましたが、正直これは、読み手の理解力も必要でなかなか難しいことだと思います。本書ではそこまで厳しいことは書かれていなかったと思います。しかしキーメッセージ、数字、グラフの見せ方、マジカルナンバー、13文字ルール、など、についてビジュアルを入れて解説があり、「プレゼンは読ませるものではなく、見せるもの」という前田式プレゼン資料作成の極意について、盛沢かつ基本的な内容となっています。

 

個人的に面白いと思ったのは、「3~5分バージョン」(こちらが基本)と「1分バージョンも用意する」というところ。

1分というのはプレゼンには相当短い時間です。よほど要点を絞り込み、無駄な要素を省き、なおかつしっかりと構成しないといけませんが、その組み立てについても説明されていてとても参考になります。この1分バージョンを作る、というのは非常に良い訓練になると思います。

 

プレゼンには「念い(おもい)」が必要と常に語る前田鎌利氏。

本書を書店で手に取ったら、まずはあとがきを読むことをおすすめします。プレゼンは「シンプル&ロジカルでなければならない」と繰り返し述べられるそのあとがきにも「念い」がこもっているのがとても感じられます。プレゼンとは、企画書とは、ただ頭のなかにあることをずらずらと書き並べるだけではいけないことに、きっと気づかされます。

 

パワポでプレゼンする人、必携の一冊です。おススメします。

【前田鎌利著】社外プレゼン資料のデザイン図鑑

スライド設定、フォント、キーメッセージ、グラフ、図解、フローチャート、画像、アニメーション…。これらをどう組み合わせれば"パワースライド"が生まれるのか?見て真似るだけで、あなたのスライドが劇的に変わる実例スライド300枚。はじめてのプレゼン資料デザイン図鑑!

 

★★★★★

資料作りにパクりまくってます

 

”説明資料を作る機会が増えてきて、そもそものパワポ資料作成の基本ができていなかったところ、この本に出合ったおかげでかなり助かっています。

 

具体的な作成手法がいくつも掲載されているので、ほぼ丸パクリでそれなりの体裁が整えられるので、今やバイブルとなっています。”

★★★★★

自分史上最高の本

 

”何冊もプレゼンの本を読んできたが本書のようにシンプルで分かりやすい本は他にはない”

(Amazonのレビューより)

そして大ベストセラーと言える、前述の「社内プレゼンの資料作成術」「社外プレゼンの資料作成術」の総まとめ版が出ました。(赤本、青本の次は黄本が出ました)

上記2冊を読んでから手にすることをお勧めします。さらに理解が深まると思います。
本書は400以上の実例を掲載した「プレゼンの図鑑」となっております。ビフォーアフターの見せ方になってますが、ビフォーの何が悪いのか、一つずつ丁寧に解説されていますので、じっくり読むのも良し。ビジュアル的に非常に充実しているので、忙しい方もパラパラっと見るように、楽しく学ぶも良し、です。パワポのデザイン例集として活躍しそうです。

個人的にツボだったのはレッスン13、「A3一枚資料の作り方」です。
多くの日本のビジネスパーソンの資料は一枚に情報を詰め込めがち。弊社に持ち込まれるパワポもそういったものが非常に多いです。そういったページの見せ方、とてもきれいな例が掲載されています。(1例だけなのが残念です。このテーマもう少し取り上げてほしかったですが)

前述の2冊は完全にビジネスパーソン向けですが、画像の効果的な使いかた、ワンスライドの作り方などもあるので、パワポでチラシなどビジュアル重視のものを作りたい方にもヒントが多いと思います。

ちなみにですが、こちらは電子書籍では少し見にくいので、書籍での購入をお勧めします。

さらにパワポ関連の本をお探しの方は・・・

 

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