パワポでプレゼンする人必携!達人前田鎌利氏の3冊

今回は弊社も入会させていただいた、「一般社団法人プレゼンテーション協会」の代表であり、日本でプレゼンの達人と言えばまず名前があがるのではないでしょうか、前田鎌利氏の名著3作をご紹介します。  

 

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社外プレゼンの資料作成術

あのソフトバンク孫正義社長のプレゼン資料をつくった著者のノウハウを全公開!

 

序章を読んでいくと意外で驚かされるのは、前田氏はもともとプレゼンの達人だったわけではなく、むしろ「苦手意識があった」とのこと。プレゼン中に相手に席を立たれてしまった経験も。しかしだからこそ資料作成のスキルが磨かれたそうです。そしてついには孫社長が社外に向けて行うプレゼンの作成を任せられるまでに。

 

個人的に心に残る言葉を引用すると、

 

「私達は、スティーブ・ジョブズでもなければ、孫正義でもありません。普通のビジネスパーソンです。生半可に彼らのマネをしたところで、相手を白けさせるだけ。かえって、大事なことが伝わらなくなるのです。大事なのは、相手に対する敬意と誠意。そしてプレゼン内容に対する「念い(おもい)」です。それさえあれば、口下手でも大丈夫。ちゃんと、相手の心に伝わるのです。」

 

本書では主にスライドショーについて解説されていますが、一枚「できれば2.5秒」!早い!ということはビジュアル的に一目で伝わるスライドを、前田氏は作れているということですね。

 

仮の商材を例に、スライド作成だけでなく、社外プレゼン時の時間配分、説明の組み立て方などにも分かりやすく触れられています。このようにこちらのペースに持ち込むことができれば商談成功の確率はぐっと上がりそうです。

 

弊社に依頼されるお客様のパワポで非常に多いのが「ただの文字の羅列」しかもとても長い!言いたいことがたくさんあるのは十分理解できるのですが、忙しいお客様がこれを全部読んでくれるのか、考えていないように感じます。本書ではその解決策として、

 

「方法はただ1つ。文字数を減らすことです」

 

と厳しく教えてくれます。人間が瞬時に把握できる文字数は13文字、とよく言われておりますが、本書でもそのことに触れ、「キャッチコピーを作ることをイメージしましょう」とビフォーアフター付きでキーメッセージの作り方を教えてくれます。

 

また、パワーポイントを使ったプレゼンならではの、アニメーションの効果的な作り方も解説があります。こちらは本なのでうまく伝わってこないのはしょうがないですが、実際に書かれているとおりにパワポで作ってみるとイメージわきやすいです。

 

序章では「徹底的に聞き手の立場に立って考えることの重要性」「相手のためにという念い」についてかかれて締めくくられています。

 

弊社でも資料作成の際、弊社のお客様(依頼者)のために作るのではなく、「最終的にその資料を見る方にどう伝わるか」、お客様の上司、あるいはお客様のお客様、を意識して作っています。

 

そしてそれは前田氏の著書の影響です。

社内プレゼンの資料作成術

孫正義社長が「一発OK」を連発した社内プレゼン術を全公開!

 

私のバイブル的本書。たくさんのページにマーカーを引いています。

 

「社外プレゼンの資料作成術」が「赤本」ならこちらは「青本」(ビートルズみたいですね)。両方手にされることをお勧めはしますが、多くの方にはまずはこちら「青本」から、の方がいいかもしれません。重複している個所が結構ありますが、なんとなく、「より日本人にとって違和感の少ない」のはこちらだと思います。「赤本」は「1スライド2.5秒」などと書かれていましたが、正直これは、読み手の理解力も必要でなかなか難しいことだと思います。本書ではそこまで厳しいことは書かれていなかったと思います。しかしキーメッセージ、数字、グラフの見せ方、マジカルナンバー、13文字ルール、など、についてビジュアルを入れて解説があり、「プレゼンは読ませるものではなく、見せるもの」という前田式プレゼン資料作成の極意について、盛沢山かつ基本的な内容となっています。

 

個人的に面白いと思ったのは、「3~5分バージョン」(こちらが基本)と「1分バージョンも用意する」というところ。

1分というのはプレゼンには相当短い時間です。よほど要点を絞り込み、無駄な要素を省き、なおかつしっかりと構成しないといけませんが、その組み立てについても説明されていてとても参考になります。この1分バージョンを作る、というのは非常に良い訓練になると思います。

 

プレゼンには「念い(おもい)」が必要と常に語る前田鎌利氏。

本書を書店で手に取ったら、まずはあとがきを読むことをおすすめします。プレゼンは「シンプル&ロジカルでなければならない」と繰り返し述べられるそのあとがきにも「念い」がこもっているのがとても感じられます。プレゼンとは、企画書とは、ただ頭のなかにあることをずらずらと書き並べるだけではいけないことに、きっと気づかされます。

 

パワポでプレゼンする人、必携の一冊です。おススメします。

プレゼン資料のデザイン図鑑

そして大ベストセラーと言える、前述の「社内プレゼンの資料作成術」「社外プレゼンの資料作成術」の総まとめ版が出ました。(赤本、青本の次は黄本が出ました)
上記2冊を読んでから手にすることをお勧めします。さらに理解が深まると思います。
本書は400以上の実例を掲載した「プレゼンの図鑑」となっております。ビフォーアフターの見せ方になってますが、ビフォーの何が悪いのか、一つずつ丁寧に解説されていますので、じっくり読むのも良し。ビジュアル的に非常に充実しているので、忙しい方もパラパラっと見るように、楽しく学ぶも良し、です。
個人的にツボだったのはレッスン13、「A3一枚資料の作り方」です。
多くの日本のビジネスパーソンの資料は一枚に情報を詰め込めがち。弊社に持ち込まれるパワポもそういったものが非常に多いです。そういったページの見せ方、とてもきれいな例が掲載されています。(1例だけなのが残念です。このテーマもう少し取り上げてほしかったですが)
前述の2冊は完全にビジネスパーソン向けですが、画像の効果的な使いかた、ワンスライドの作り方などもあるので、パワポでチラシなどビジュアル重視のものを作りたい方にもヒントが多いと思います。
ちなみにですが、こちらは電子書籍では少し見にくいので、書籍での購入をお勧めします。

さらにパワポ関連の本をお探しの方は・・・

 

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