パワーポイントでのベン図の作り方・アレンジ方法

パワーポイント資料でよく作成する「ベン図」の例

よく使用でこのような図式化されたものを見ませんか?あるいは作ったことがある方も多いかと思います。

パワーポイントのベン図は円が2つ、3つ、あるいはそれ以上でも作れます。

こういう表現方法を「ベン図」と呼びます。

 

ウィキペディアでベン図の定義を調べてみると

 

「ベン図は、2つまたは3つの集合のものが典型的であるが、ベンは4つ以上の集合についても考えている。」

 

4つ、5つ、それ以上のベン図の作り方の例もウイキペディアにはありますが、ここではよく使う、2つ、3つのベン図の作り方や見せ方を解説します。

目次

ベン図の特徴

まず、ベン図とは

2つ以上の円を重ねることにより、文章で表現しきれない、それぞれの要素の関係性や共通点などを視覚的に表現したものです。

パワーポイントのベン図の例。「うどんが好きな人」「そばが好きな人」「両方が好きな人」をベン図で視覚化するとこうなります。

ベン図のメリット

よくビジネスシーンで言われる「MECE」(もれなく・だぶりなく)というのがありすが、ベン図の場合、ベン図のメリットとして「だぶり」に着目することができるので、それをヒントにアイデアを展開できる、というところにあります。

ベン図の作り方

ではベン図の作り方を解説します。

パワーポイントのSmartArt「基本ベン図」を使う

基本的にはこれで簡単に作れます。

 

1. 「挿入」から「SmartArt」をクリック。

2. 「集合関係」の中に「基本ベン図」というのがあります。クリック。

パワーポイントのベン図はSmartArt(スマートアート)を使うと簡単に作れます。

するとこのようなベン図が挿入されます。

パワーポイントのベン図は作り方は簡単です。

デフォルトで3つの要素が表示されていますが、1つ選択してDeleteキーで消せば2つにできます。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)でベン図を作ると、要素(丸)を増やしたり減らしたりも簡単にできます。

逆に増やして4つにしたいときは、左に表示されている「ここに文字を入力してください」が3つありますが、改行して4つにすれば円も4つになります。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)を使ったベン図の作り方で、円を増やす方法。

あとは「テキスト」の部分に任意のテキストを入力します。例として2つの要素のベン図で作ってみます。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)を使った簡単なベン図の例

このベン図でわかることは、

 

  • 寿司の方が好きな人
  • 焼肉の方が好きな人
  • 寿司も焼肉も捨てがたい人

 

がまず可視化されますね。

 

しかし、忘年会の会場をどこにするか多数決を取るなどをすると、「寿司が好きな人」「焼肉が好きな人」が完全な同数でない可能性があります。ベン図の円の大きさや重なりは簡単に変えることができますから、「寿司が好きな人が圧倒的に多い。迷っている人は少ない(あくまでも例です)」を表現したいならこういう風にしましょう。

パワーポイントの「ベン図」では、円の大小に差をつけたり重なりの大きさを変えることで表現を変えることができます。

さらに「寿司」の部分だけテキストの色、サイズなど変えることができますから、このようにすれば「寿司大人気」を示すことができます。

パワーポイントの「ベン図」では、円だけでなく、挿入するテキストを工夫することによっても表現を変えましょう。

より視覚化できましたね。

パワーポイントのSmartArtを使ったその他のベン図の表現

また、ちょっとしたデザインをしたいときはこういうこともできます。

パワーポイントのベン図で、円が重なった箇所のみ色を変える、かんたんな方法の解説です。

まず二つのベン図を同じくスマートアートで作ってみましょう。いったんテキストは何もいれません。

ベン図をパワーポイントできれいに作る方法

できたらベン図全体を選択し、「SmartArtのデザイン」から、一番右端、「変換」「図形に変換」をクリックします。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)で作成したベン図は、図形に変換するとデザインの幅が広がります。

すると、SmartArtではなく、「二つの円という図形が重なってグループ化されている状態」になります。グループ化を解除します。ショートカットキー「Ctrl+Shift+G」で一発でできます。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)で作成したベン図は、図形に変換するとグループ化されています。グループ化解除すると様々なことができるようになります。

それから二つの円を選択し、「図形の結合」から「切り出し」をクリックします。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)で作成したベン図は、重なり部分だけ色を変えることができます。

すると、三つの図形に分割されたのがわかりますでしょうか!

 

そこで真ん中だけ選択して、好きな色に変えることができます。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)で作成したベン図の、真ん中だけ色を変える方法。

テキストを入れたいときは別途テキストボックスで作成して、上にのせればいいと思います。

パワーポイントのSmartArt(スマートアート)でベン図を作成し、円にテキストを乗せる方法。

これはやりたくてもなかなかやり方がわからず、四苦八苦されていたかたも多いのではないかと思います。

 

普段SmartArtをあまり使わない私ですが、ベン図だけは簡単に作れる気がします。

パワーポイントでのベン図の作り方・活用法【まとめ】

「ベン図」という呼び名をご存じなかった方も多いかと思いますが、これを使うとより資料としての表現は非常に広がります。二つ(もしくはそれ以上)の要素の関係性が視覚化されるので非常におすすめです。

 

ぜひ使いこなしてみてください。

筆者

玉田 賢司

合同会社ドキュメントプラス 代表社員

玉田 賢司Kenji Tamada

前職から含めるとパワーポイント歴約20年。ドキュメントプラス開業以降の顧客数は1,000社を突破。「デザイン性の高い資料」は不要と考え、「シンプルで、見やすく伝わりやすい資料作成」にこだわり。そのノウハウの他、パワーポイント操作の時短術など、2014年より当ブログで発信。


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