パワポで企画書やスライドを作っていると、どうしてもちょっとしたスペースが空いてしまう事ってありますよね。
あえて余白のまま残した方が読みやすくなることもありますが、画像を入れたい場合もあると思います。
弊社ではやみくもに余白に画像を入れることはおすすめしていません。
イラストや写真などを入れるのは「読み手の理解を助けるため」だと考えており、下記サイトでも解説しています。
効果的に素材を使うのは、ちょっとしたコツも必要、ということです。
また、ネットで拾った画像を不用意に貼り付けてしまうと著作権・肖像権といった権利を侵害してしまう恐れがあるので、どのサイトで画像を入手するかが非常に重要になってきます。
本記事では、パワポに貼り付けても大丈夫な画像をダウンロードできるサイトについて調査した結果をまとめてあります。
必ず各サイトの利用規約をお読みになった上で、画像をご利用ください。
パワポで使える!おすすめフリー素材サイト10選【目次】
パワポにイラストや写真などのフリー素材を効果的に入れるには?
パワポに活用しよう!おすすめフリー素材サイト7選【イラスト編】
パワポにイラストや写真などのフリー素材を効果的に入れるには?
パワーポイントで作る企画書や提案書、スライドに、アクセントとしてイラストや写真などの素材を入れることもあると思います。
弊社にご依頼の資料作成で、よく「空いたスペースにイラストを入れてほしい」というご指示をいただくことがあります。 個人的にはスペースが空いたからと言って、スライドの余白を画像で埋めてしまうのは、あまりおすすめしていません。
余白を残すことで読みやすく、メッセージが伝わりやすくなることが多いからです。
しかし、画像もうまく使えば、メッセージを強調・補完でき、効果的になースも多いためケースバイケースではありますね。
パワポに活用しよう!おすすめフリー素材サイト7選【イラスト編】
それではどんなフリー素材サイトがあるか、見ていきましょう。
完全無料のフリー素材サイトもありますが、有料のものもありますので、記載しております。
なお、以下の情報は2022年7月現在のものです。
イラストAC
イラストACはACワークスという会社が提供しているサービスで、今回ご紹介する中でもイチオシの素材サイトです!弊社もこちらのサービスを利用させて頂いております。
「日本発」のサービスのため、日本人にとって使いやすい素材が多い印象です。
また、プレミアム会員に登録することで「イラストAC・写真AC・シルエットAC」の3サイトの素材がダウンロードし放題になります。
無料会員で1日9ダウンロード出来るだけでもすごいのですが、イラストACでは月額1,569円でダウンロードし放題。
後述するフリー素材サイトよりも圧倒的にコスパが良いです。
イラストはポップ・かわいいテイストからスタイリッシュなものまで各種そろっており、今流行りの「アイソメトリック」と呼ばれる、以下の画像のような斜め上から俯瞰した視点のイラストも多数掲載されています。
また、本記事では詳しく紹介していませんが、「動画AC・年賀状AC」などといったサービスも提供されているので、興味のある方はそちらも確認してみてくださいね。
<無料プラン>
- 検索制限:1日4回
- ダウンロード制限:1日9点まで
が主な特徴です。よく使われるなら有料の「プレミアム会員」を検討したいところです。
イラストACの有料プランには「プレミアム会員(個人プラン)」と「プレミアム会員(法人プラン)」の2種類があります。 いずれもサービス内容はほとんど同じなので、利用する人数で選びましょう。
<プレミアム会員(個人プラン)>
プレミアム会員の基本料金は1番人気の「毎年更新プラン」で月額1,070円になります。その他、「2年更新プラン」「3年更新プラン」に登録すればさらにお得になります。
- 検索制限:無制限
- ダウンロード制限:無制限
となります。
<プレミアム会員(法人プラン)>
法人プランは利用人数に応じて契約料金が変動します。 一人当たりの料金は年間11,865円〜13,560円の間で設定されていて、利用人数が増えるごとに一人当たりの利用料金も低くなっていくという仕組みですね。 最大で33%OFFとなります。
2名以上でイラストACを利用する予定があるならば法人プランで契約しましょう。 公式曰く、近々値上げ予定だそうなので早めに契約しておくとお得です!
イラストAC
PIXTA
PIXTAもイラストACと並んで日本では大変人気の素材サイトです。
9,000万点以上もの写真・イラスト・ベクター素材をダウンロードできます。
PIXTAでは
- 「1名利用」
- 「2~5名利用」
- 「6名以上で利用」
とプランがわかれており、その中でも「月何点ダウンロードするか」によってもまた細かく月額料金が変わります。詳しくは下記からサイトをご確認ください。
PIXTA
Adobe Stock
Adobe StockはPhotoshopやillustratorなど、デザイナーご用達ブランド、adobe社の素材サイトです。
デザイナー向けとあってハイクオリティ。スタイリッシュで視覚的に美しい資料を作成されるなら検討してもいいでしょう。
PIXTAと同じく、素材の月間のダウンロード数でプランが分かれます。他のサイトと比べると少し高めの価格設定になっています。
ただし、他にはないハイクオリティな画像がダウンロードできるので、他の人のデザインと被らせたくないデザイナーなどの方にとってはオススメです。
Adobe Stockでも無料トライアルが用意されています。
最初の30日間は解約料が発生しませんし、無料で10点の画像までならダウンロードが可能ですから、試しに使ってみてから継続するかを判断されると良いかもしれませんね。
Adobe Stock
ソコスト
ソコストではポップすぎず、使いやすいテイストのイラストがダウンロードできます。
会員登録などが必要なく、すべて無料で使える便利なフリー素材サイトです。
1日のダウンロード制限もありません。
パワーポイントの資料では、よく「イラストのテイストがバラバラ」なことが多いのですが、こちらはすべてのイラストが統一されたテイストですので、ここで全て揃えればそのような問題は解決できますね。
また、とても良いと思うのが、2色のイラストは、ワンポイントで付いている色が自由にサイト上で変えることができ、それをダウンロードできます!会社のロゴの色に合わせることなども可能です。
また、ソコストの「お気に入り」機能はとても使い勝手がよく、使いやすい画像を「お気に入り」マークするだけで、ご自身の「お気に入りページ」に一括で表示されるようになります。ユーザー登録なしでこうした便利機能が使えるのは嬉しいですね!
ソコストの素材は商業利用も可能なので、商業広告や出版物に利用できることも嬉しいポイントですね。パワポのスライドや企画書だけでなく、ウェブサイトなどにも使えます。
(ただし、著作権譲渡が伴う場合は使用が認められていない点には注意が必要です)
ソコスト
ICOOON MONO
ICOOON MONOは「アイコン」と呼ばれるシンプルなイラストのフリー素材サイトです。一目見れば直感的に理解できる、シルエット系の画像が欲しい方にオススメのサイトですね。こちらのサイトも会員登録などが必要なく、無料で使うことができます。
嬉しいのはダウンロード前に画像サイズを選べることで、
- 16px
- 32px
- 48px
- 64px
- 128px
- 256px
- 512px
の7種類から選べます。
また、ソトコトと同じく、こちらも色を変えることができます。
ただのモノクロのアイコンではちょっと物足りない、と思ったときにとても重宝すると思います。
ICOOON MONO
HUMAN PICTOGRAM2.0
HUMAN PICTOGRAM2.0は一風変わったフリー素材サイトで、「非常口」のマークに描かれているあの人が演じるさまざまなシーンの素材をダウンロードできます。
たとえば、「演説するピクトさん」や「新聞を読む人」といったピンポイントな素材が手に入ります。
中には「焚き火で暖を取る人」あるいは「リポビタンD」といった非常にユニークな素材もあるので、眺めているだけでも楽しいですよ。
ファイル形式は、ai、jpg、png、から選べます。
一つ難点としては、全て同じグリーンですので、テイストが合わず使いにくい場合もあるかもしれません。
HUMAN PICTOGRAM2.0
無料イラスト素材ドットコム
無料イラスト素材ドットコムは「吹き出し・シルエット・地図の画像」をはじめとするニッチなイラストまで幅広く取り扱っているフリー素材サイトです。
無料で利用できるサイトではありますが素材の数はとても多く、他の素材サイトにはない素材もたくさん見つかります。
商用利用もOKなので安心して使えますね。
無料でここまで利用できるのはすごいと思います。
(2024年5月現在、アクセスできないページが多数あります)
無料イラスト素材ドットコム
パワポに使う写真が欲しい時はここ!おすすめのフリー素材サイト3選【写真編】
イラスト素材以外にも「見栄えのする画像を挿入したい!」という方もいらっしゃると思うので、パワポのスライドや企画書などの資料作成でおすすめの写真専門のフリー画像サイトについてもまとめてみました。
foto.project
foto.projectは日本のサイトで、有限会社リンクスという会社が運営しています。
公開されている素材は写真・イラスト・動画などを合わせて総計1億5千万点以上。
会員登録などは必要なく、無料で使えます。
ご利用時のユーザー登録不要なのでサクッと使えますし、画像素材もプロのカメラマンによって撮影されたもののようなのでクオリティもばっちりです。
難点は、無料のサービスではキーワードで検索ができないようです。
表示されている検索窓は有料の「stock.foto」に飛びます。stock.fotoはハイクオリティな画像が1枚198円~で購入する仕組みとなっております。月額制プランはないようですので、「ハイクオリティの画像が欲しいが数は少ない」場合は逆に選択肢に入れると良いでしょう。
foto.project
stock.foto
Unsplash
Unsplashでも高画質でハイクオリティな画像をダウンロードできる素材サイトです。写真に特化していますが、一部「3Dレンダリング」の画像もあります。
無料プランではダウンロードできる画像がかなり限られており、「Unsplash+」という有料プランに入ると多くの素材を手に入れることができます。こちらは年払いの場合は62%OFFの月額6ドル、月払いの場合は13ドルとなっております。
商用利用も問題ありません。
Unsplash
Shutterstock
Shutterstockは、3億5千万点の画像が公開されている海外大手の素材サイトです。
こちらもAdobe Stockに負けない、ハイクオリティで世界中で人気のサイトにです。
動画や音楽の素材もありますが、画像素材に関しては、月額3,500円からで、月間のダウンロード数によって、また年払いか月払いかにもよって値段が変わります。
Shutterstock
https://www.shutterstock.com/ja
パワポでネット上の画像を使う時は要注意!
ネット上で見つけた画像をそのままパワポに貼り付ける方も見かけますが、これは著作権・肖像権などの観点から見ると非常にリスクの高い行為です。知らず知らずのうちに企業の信頼を失うことになりかねませんので、もし画像を使用したい場合は以下の画像を使いましょう。
- 自分で撮影した写真
- 著作権フリー素材サイトの画像
もちろん上記の画像であれば何でもOKという訳ではなく、あくまで様々な権利を侵害しない画像でなければならないことには注意してくださいね。
この中でも特に注意したいのは有料の素材サイトの画像を使用する時です。購入をためらって、サンプルとして表示されている画像を使う方がいらっしゃいます。これは画像にそのサイトの「透かし」が入っているため、すぐにバレます。
サイト名の「透かし」が入っているものを使うのは絶対にだめです。
サイトの利用規約に反する行為であり、権利の問題で禁止されています。
また、そのプレゼン資料を見た相手企業からはそうした「著作権などに無頓着・無知な会社」と評価されてしまう可能性もあり、信用を失いかねません。
また、著作権を侵害しているとして訴訟を起こされるリスクがゼロとは言い切れません。
フリー素材サイトには画像を使用する上でのルールが記載されている場合がほとんどですので、必ず利用条件を確認し、規約の範囲内で使用するようにしましょう。
パワーポイント向けフリー素材サイト10選【まとめ】
今回はパワーポイントに向いた素材のサイトについてご紹介しました。
今回ご紹介したサイトを押さえておけばだいたいのことは間に合うと思います。画像やイラストを挿入する際に気を付けたいのは、冒頭でも述べた通り「スペースが空いたらとりあえず画像で埋める」ことを避けることです。
あまり画像が主張しすぎると、肝心の本文を読んでもらえなくなることがありますので、注意してください。
画像はあくまでも「内容を補完するもの」として使いましょう。
パワーポイント資料作成代行します
- 見た目よくパワポが作れない・・・
- 忙しくて時間がない・・・
- そもそもパワポが苦手・・・
そんな皆さんに代わって、設立10年、累計1,000社以上の資料作成を手掛けてきた弊社が、企画書、プレゼンなど、御社のパワーポイント資料を作成します。
事前のご相談、お見積りは無料ですので、お気軽にお問合せ下さいませ。